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元祖過激派の立候補見送り

 実は、市議会議員に立候補しようかと考えた。中旬ごろ候補者が定員に4、5人足りない低調ぶりと聞いてからである。しかし血のたぎるような熱情がわいてこないので止めた。
 いまだ血の気は多いし、下水道問題に提言も出した。3年ぶりにささやかながらも著書も出版した。やれる自信は十二分にある。
 ただ市民としては廃業によるブランクが3年余あり、住居も変わったこともあって推薦をいただくのに難点があった。単身の立候補もできないことはなく、それも土着的選挙に抗する意味では面白いとも思った。
 だが議員として改革を楽しんでやれるかといえば、それどころではない孤立無援の姿が浮かんでくる。地区代表型と守旧派が大勢のなかで、お役人的市政の改革と定数・報酬削減の議会改革に取り組むのは、剣林弾雨のなかで独り立ち回るような戦いになる。元祖過激派とはいえいささか老けた、とても楽しくはできまい。
 外部から様々な住民参加の実現を目指す提言と著作活動によって市民の自立に尽くそう、と考えた。このほうが楽しくやれる、俺流改革には市民の大きな支持が不可欠だから次回でも遅くない、と思った。
 気分的には、やはり地区推薦という大勢に嫌気があった。かといって単身立候補にもひっかかった。
 こういう胸の内を隠しながら、この間、土着型選挙などの地方自治と奇っ怪伊那市について論評してきた。
 行動を想定すれば臨場感は出てくる。よりリアリティのある想像が生まれてくる。この姿勢をもってこれからも臨みたい。
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テーマ : 政治・地方自治・選挙
ジャンル : 政治・経済

プロフィール

山峡の維新思想家

Author:山峡の維新思想家
信州伊那谷の山里に暮らす遊び人の思想家。変転・失敗の経歴から得た教訓は多彩。失敗は成功の母と矜持しつつあてどのない改革の夢を追いながら、得意の編集・執筆による著作とボランティアの提言・提案をめざす。主な著書は阪本天山・田中康夫の真相・ほんとうの信州・心の壁を壊す信州革命など。『天山の謎と不思議』発刊。岳風書房は校正・校閲と自費出版が中心。思想家・ノンフィクション作家、近現代史研究家。

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